【pipsとは】FXのpipsの意味から損益計算方法【スキャルピングの活用方法】

この記事を読んでわかる事（記事の内容）

この記事を読めば、ＦＸ初心者でもFXのpipsについて完全理解できます。またスキャルピングでのpips活用方法について私の活用事例を紹介しています。

この記事の信頼性

FXのトレード方法の中にスキャルピングという手法があります。私は１日１時間、週５日で約20時間スキャルピングをしています。スキャルピングを始めた１ヵ月はプラスで儲かった週もあれば翌週は負けるというスキャルピング結果でした。そこで負けスキャルの発生確率を抑えるルールを決めてスキャルピングするようにしました。そこからスキャルピングの収支が安定しました。

この記事を作成した直近のスキャルピング成績は以下になります。直近１ヵ月です。

▼スキャルピング専用で使っているセントラル短資FXダイレクトプラスの約定履歴画面

2020年5月10日（日）から６月6日（土）の４週間、１ヵ月で集計。

▼サマリ（取引概要）

スキャルピング回数243回、利益106,270円。(1,062.7pips)

そのスキャルピング経験の中でのpipsの活用方法のお話しになります。

セントラル短資FXではデモ口座はありません。そこも信頼性を担保できると考えます。

ではよろしくお願いします。

１．そもそもFXのpipsの意味は？

pips（ピップス）とはFXで使われている単位です。

異なる通貨単位を共通の単位で表すことができます。

そしてpipsは値幅を表す単位です。

よってFXで値幅を説明したいときにpipsが利用されます。いいかれば値幅を説明するときが無ければpipsは使えません。

pipsが使われる理由

・どの通貨ペアに対しても共通して表記ができ、比較しやすいから（投資効率、スプレッド）

・取引量に関係なくトレード結果を伝えることが出来る（投資効率を比較できる）

pipsを使うことで投資成績が公平に判断できるメリットがあります。（投資金額、ポジション量に左右されない評価が出来る）

特にトレード回数の多いスキャルピングに置いては以下の投資効率を確認する時にpipsを利用します。

以下のような項目の表記にpipsを使って答える事ができるようになります。

損益、総利益、総損失、最大利益、最大損失、平均損益などの表記で使用されます。

２．pipsの損益計算方法（pips計算方法）

ここからは具体的にpipsの計算方法を解説します。

pipsの計算は以下のことを丸暗記でOKです。

おそらく具体的にpipsを計算していく方が早く身につくはずです。

問題を４個用意しました。計算して確認してみます。

問題１：米ドル/円113.430から113.480へ動いた時は何pipsでしょうか？

（答え）113.480-113.430＝0.050円円動きました。0.050で５pipsです。

問題２：ユーロ/米ドルが1.65432から1.65472へ動いた時は何pipsでしょうか？

（答え）1.65472-1.65432＝0.00040円円動きました。0.00040で4pipsです。

以下の公式は丸暗記でOKです。

問題３：A君とB君はどちらがたくさん儲けたでしょうか？

A君はスキャルピングで米ドル/円を１万通貨単位で50pips勝ちました。

B君はスキャルピングでユーロ/米ドルを１万通貨で50pips勝ちました。

答え：同じ

以下の公式は丸暗記でOKです。

上記の公式から儲けた金額は同じになります。

問題４：A君とB君はどちらが投資効率が良いでしょうか？

A君はスキャルピングで米ドル/円を１万通貨単位で月間50,000円勝ちました。

B君はスキャルピングでユーロ/円を5千通貨で月間30,000円勝ちました。

答え：A君は500pips獲得。B君は600pips獲得。よってB君が優秀です。

取引量（ポジション量）×pips＝利益額（損失額）を当てはめてみます。

A君は10,000×「？pips」＝50,000で500pipsです。
A君は5,000×「？pips」＝30,000で600pipsです。

 

３．スキャルピングでのpipsの使い方

スキャルピングでは「何pipsを目標にする！」「今日の利益は30pipsだった！」という文章を読んだり聞いたりします。

超短期売買のスキャルピングは少ないpipsを積み上げていくトレードスタイルです。そのためデイトレード、スイングトレードよりpipsを意識したトレードになります。

私がスキャルピングしているときpipsで考える数字は以下の２個です。

スキャルピングでの成行OCO注文時、私は以下の項目にpips設定を入れています

１．損切、ロスカット設定値⇒50pips

２．利益確定設定値⇒50pips

スキャルピングではほぼ約定しない数字を注文時に入れておきます。

理由はスキャルピングですので成行決済を行う為、損切、利確は設定しておいてもほとんど機能することはありません。

但し大きなトレンドが発生した時に、利益を伸ばす時に活用します。（スキャルピングポジションを利益確定水準までストップロス設定を変更（OCO注文の指値値の変更）して放置する時）

指値注文幅、逆指値注文幅はあとから変更することが可能です。まずは注文時に設定を入れておけないと後から変更できません。

スキャルピングでの損切設定はpipsで

スキャルピングでは損切り設定は大切です。

毎日の細かな利益の積み上げも１回の大きな負け（ポジションとは逆方向トレンド発生）で積み上げてきた利益を失います。

そのために損切設定は必須です。

損切設定のpipsの計算方法

許容損失額から決めます。5,000円を許容損失と決めるならば、ユーロ円を１万通貨単位でスキャルピングなら50pipsです。

スキャルピングで1日平均して取れるpips分を損切り設定目安にする方法もあります。１日分の損失なら今後のスキャルピングで挽回可能だからです。

メンタル面でもあきらめが可能です。

pipsで自分のスキャルピングを評価しよう！

スキャルピングするならpipsで自分のトレード成績を評価する。

スキャルピングは細かい小さな利幅を積み上げていく手法です。

繰り返しになりますが、FXは利益額でトレード手法、トレードの上手さ、有効性を評価すると投資金額が大きい人ほど有利になります。（厳密には大きなポジション量でトレードする人）

どちらも利幅は１円ですので、トレードの上手さ、スキャルピングの上手さは同じです。それでも利益額が大きい人の方がトレード、スキャルピングが上手に思えてしまいます。

それを改善する為にFXではpipsで評価するのです。

FXの成績は他人と比較するものではありません。「過去の自分」と「現在の自分」を比較するべきです。前月からスキャルピングルールを一部変更した時などはpipsの概念を知っていると正しく手法の有効性を検証出来ます。

 

４．まとめ：pipsの計算公式４個。丸暗記でOK。

以下のpips公式を覚えておけば数字が苦手な人でも大丈夫です。

FXでpipsで話ができるようになるとFXの損益計算も楽になります。pipsですぐ利益額まで暗算できれば一人前です。

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